
私が吉野家で働いていた時は、吉野家が倒産から復活して株式上場した時でした。当時は会報みたいなのがあって社長からの訓示が示されるていたのですが、社長が「今まで心配おかけしました。もう大丈夫です。100年経っても牛丼は吉野家というファーストネームバリューを確立しました。もう安泰なんで大船に乗ったつもりで業務に邁進して下さい」みたいなことが書いてました。その後、私は退職してましたが狂牛病騒動で牛肉の輸入禁止まであって社長は「なんで私の時に限って、こんな問題が起こるんだ」みたいに全然安泰じゃなくなってました。そして私が働いていた時に上司から言われたのは、「吉野家の、や、は家と書くだろ。吉野家は家の雰囲気を大事にしているんだ。さらに牛丼専門店だから他の商品に手をだすようなことはしない。だから注文伝票もつけずに暗記するし、触れ合いを大事にするから松屋みたいに食券なんてしないんだ」でした。私は「すき家も家じゃないか」と思いましたが(笑)。そして今、見て下さい狂牛病で牛丼が窮地になったのをきっかけにありとあらゆる商品を展開してます。さらに食券どころか今やタッチパネルです(笑)。ご飯をよそうのも空気を含ませて2回に分けてよそえ、と言われたのに今や飯盛り機でドンです(笑)。
大きな企業でもこれだけ変わるのです。まして小さい風俗店なんて方針を巧みに変えるのは当たり前です。ハナミズキだって以前は「ちょい高級店」でした。しかし超高級店か超激安店は生き残れるけど中途半端な「ちょい高級店」はキツイな、と私が思ってある日、急に超激安店にしたのです。そんなものです。ですからハナミズキに限らずどこの店でも必要に応じて方針は変えていくはずです。それを「前はこう言っていた」とか「今まではこうだった」とか文句を言う女性はいつでもいますが、それが当たり前ということを理解しないといけません。別に文句を言わないでイヤなら退店したら良いだけです。今いる店で「なんか方針がコロコロ変わるな」とか「前と言っていることが違うな」なんて思って不信感を抱いている人は文句を言うだけ周囲の雰囲気を壊すだけですので、方針なんて変わっていくものだと理解して、イヤなら退店する、他人を巻き込まない。これを徹底するだけでどれだけ救われる店が多いか分かりません(笑)。どこにでもいる「文句言い」の女性は思ったことを口にして行動するだけで公害ですからこのように徹底して頂きたいものですね。


