
熱々の炊き立てご飯、もちろん美味しいですよ。でも弁当に入っているとどうなのでしょう。新大阪の新幹線乗り場近くの弁当屋でありました。好きなおかずが入っている弁当を選んでご飯は炊きたてを入れてもらう方式です。黒門の招福庵の弁当もそうでした。また私、以前にアイスの「ピノ」を作ってる広島の東洋乳業の「ピノ」の製造ラインのコンベヤーに覆いを付ける仕事に行った事があって、そのクソ田舎の工場の近くにあるコンビニもご飯だけ熱々の方式でした。不味くはないです。でも流行りません。周囲をみてもメジャーなやり方ではないです。招福庵にいたっては潰れてしまってます。だから熱々のご飯が最高とは限りません。弁当は冷めたご飯が良く、冷めても美味しい米が推奨されます。そう考えるとご飯って、おかずが熱々ならば炊き立て、冷めたおかずなら冷めたご飯の方が美味しいといえます。
料理の中で出来立て熱々じゃない方が良いというもの、珍しいですよね。でもこれはまああります。場合によって出来立て熱々が良かったり冷めている方が良かったりするのってご飯だけじゃないでしょうか。そんなことを考えると、どこにでもなじんでいける柔軟性の大切さを教えてくれているようでお米が益々好きになりました。


