
誰かを引き立てようと思うきっかけとして「こいつイイやつだな」と思ってもらうことです。実は、エネルギッシュにバリバリ働いている時に右腕として活躍していた人より、自分が弱っている時に寄り添ってくれた人に「イイやつだな」と思うものです。だから入院した時のお見舞いなんかは効果的です。入院といっても大きく2つに分かれます。元気になって帰ってくる一時的な入院と、もう回復の見込みがない看取られるための最期の入院です。一時的な入院はみんな、評価が欲しいものだから我先にと行きます。しかし看取られるための最期の入院となると最初は誰も見舞いに行きません。評価に繋がらないからです。そしてもういよいよ最期だという時にウワ~っと見舞いに行きます(笑)。ところが、評価に繋がりそうにない看取りの入院の最初の方、じつは見ている人は見てます。そして本人も言付けたりします。だからここでの見舞い、大事なんです。時々、全く仕事が出来ないのに次期社長に指名されるようなことがありますが、これがウマい人でしょう。
お客様が入院するって意外と多いです。その時に家族がいて見舞いに行かない方が良い場合もありますが、天涯孤独で見舞いに行った方が良い場合もあります。その時に、元気になって戻ってくる人には見舞いに行くけど、今生の別れとなる人には見向きもしない女性、多いです。しかし見てないようで意外と見られています。そしてなにがどうなってかは分かりませんが、その行為が結果につながることは多いです。だから何の得にもならないと思っても善行は積むに越したことはありません。


