
盆とかお彼岸なんかにお坊さんや神主さんを呼んで先祖供養をする人も多いでしょう。先祖供養とは何かというと、一言で言えば先祖に対する贈収賄です(笑)。正しくやればちゃんと報いてくれます。各流派の作法なんかはその流派の人に聞いたら良いと思いますが、まず先祖供養をしてくれるのは呼んだ坊さんや神主さんではありません。坊さんなり神主さんが仲介してお出ましになる神仏がしてくれるわけです。ですから気持ちはそちらに向けるべきです。「先祖を供養してくれてありがとうございます。」という姿勢です。先祖供養となると「お坊さんよろしく~」とか「ご先祖様~」なんて坊さんや先祖に気持ちが向きがちですがやってくれるのは神様なり仏様なのですからそちらに気持ちをむけるべきです。次に先祖に対しては至らない点を詫びておくということです。ご先祖様って少なくとも年長者です。結構うるさい年代です。「ちゃんとしてるだろ」なんて態度ではなく「これぐらいしかできなくてごめんなさい」と謝っておく必要があります。「わしらの若い時は~」なんて言い出す世代だから「ごめんごめん」と言っておく必要があるわけです。最後に先祖って数多いです。そのうち長男をたどった直系とその兄弟親戚なんかの傍系があります。これ、現在だとあまり気にしませんが昔はうるさいです。だから「供養はあくまで直系が主ですから傍系の方はちゃんとしますから、控えめに受けて下さいね」とくぎを刺しておく必要があります。この3つが先祖供養のポイントです。
なんでこんなことを書こうと思ったのか自分でも不思議ですが、以前、木霊や井戸霊のことを書いたこともあり、あんなのを読んだ人が先祖供養についても書いてよ。なんて思ったのでしょう。いつもいつも脱線できるわけではありませんがここぞという時はこのような脱線もします。スペースが限られているので答えになったかどうか分かりませんが参考にして下さい。


