
牡蠣は生食用と加熱用があり生食用の方が値段も高いし美味しいのだろうと生食用を買ってカキフライなんかを作る人がいますが非常にもったいないです。牡蠣にアタルのは古いからではありません。育った海水内の菌でアタルのです。海水温が固い5月から9月までは菌が繁殖しているからアタリやすいのであって古いからではありません。美味さだけで言ったら加熱用の方がはるかに美味いです。獲ってすぐの牡蠣をそのままパックしたのが加熱用です。一方、生食用はプランクトンなんかもあまりいないような環境で育てて獲った後、真水ないで2日ほど泳がせ紫外線を照射して殺菌したものです。やせ細ってうまみは少ないです。しかし安全のために仕方なく工程を踏んで不味くなるのです。工程を踏んでいるから値段も少し高いです。生食するのなら仕方ないですが加熱調理するのなら加熱用を買うべきです。お店で食べるカキフライは美味しいのにお家で作るとイマイチだな~、良い牡蠣使っているはずなのになんでだろう、なんて思っている人は意外とこれが原因かもしれません。
ちなみによく栄養ドリンクで「タウリン1000mg配合!!」なんて書いてますが、牡蠣1個に含まれるタウリンが1000mgです。栄養価は高いですが、私たちが食べている牡蠣の大部分は牡蠣のウンコの部分です。取り入れたプランクトンが消化されて栄養になっているといえば聞こえが良いですが、要は牡蠣のウンコ部分を食べています。潰してソースにすると牡蠣のソースということでオイスターソースなんて言いますが、厳密には牡蠣のウンコソースです。でも牡蠣のウンコソースと名を付けると売れないからウンコのことは触れずに牡蠣だけを前面に出してオイスターソースと言っているのでしょう。


