理科系の人間と文科系の人間がいますが、学生時代を思い返すと、文科系の人間は数学が苦手で理科系の人間は英語が苦手だったのではないでしょうか。あれはなぜかというと数学と英語で勉強の仕方が違うからなのです。英語はとにかく問題数をこなして分からないまま数をこなすと分かるようになります。理解してから進もうとするといつまでたっても進みません。対して数学は理解してから次に進まないとますます分からなくなります。では社会に強いのはどちらかと言うと文科系です。理科系の人間は社会の歯車の一部にはなりますが、社会を動かすなんてことはできません。文科系の人間は分からず理解できないことがあっても、とりあえず前進するということができますが、理科系の人間は納得して白黒ハッキリつけないと先に進めないからです。世の中、白黒ハッキリつけない方がよいことの方が圧倒的に多いです。善であっても積極的に出さない方が良いこともあるし、悪であっても円滑に進めるためには必要な必要悪もあります。白黒ハッキリつけない、片目をつぶる、これが必要なことの方が多いのです。ですから文科系の人間が世の中を動かしているのです。
社会の仕組みがそうであるということは社会の小さな縮図である会社もそうです。風俗店も例外ではありません。白黒ハッキリつけて大ナタを振るわなければいけない時もあるかもしれませんが、ずっとやられると全体が委縮してしまいます。清濁併せ吞むことができなければ円滑な人間関係は築けません。待機でも出来なければお客様にもできません。ですから、これから新しくどこかの店に入店する人はあら捜しして欠点をツッコむ人もいますが、そのような態度だとどこの店に行っても肩身の狭い思いをして働きにくくなりますよ。






