トランプさんが一通り外交を終えたみたいですが、他の国と比べてどうみても日本を贔屓しています。トランプさんだけじゃなく歴代の大統領、全部日本を贔屓してました。そもそも戦争に勝ったのに徹底的に占領しないで同盟国となる方を選んだのはなぜでしょう。それは戦争で戦って分かったのです。「日本を本気で怒らせたらまずい」ということに。現在、紛争にアメリカが介入した結果をみるとイラクなんかでも1年も経たずに勝敗がついてます。それだけアメリカの軍事力は昔も今もすごいです。でも日本はというと圧倒的に物量で不利な状況にも関わらず4年以上戦ったのです。しかも相手はアメリカだけじゃなくイギリスはじめ様々な国が合体した連合国です。日本側は3国同盟でドイツ、イタリアが味方でいましたが、イタリアは内戦でグチャグチャでほぼなんの役にも立ちませんでした。さらにイタリアはどうしようもないからドイツに助けを求めてその応援でドイツの兵力もそがれていました。ドイツはブラックジョークで日本に「今度やるときはイタ公抜きでやろうな」と言っているほどです。そんな状態で物質の供給も断たれているのに4年以上も戦い続けたのです。その姿に強烈な恐怖を抱いたはずです。だから「日本を本気で怒らせたらマズい」と分かっています。これが根幹にあるので日本にはどこか気を遣っています。あれだけ世界中を挑発している北朝鮮でさえもミサイルを発射するときは「絶対に日本の領土に落とすな」と厳命するほどです。
今回、トランプさんが外交でアジアを回ってそれぞれ友好的ではあるのですが、日本には別段気を遣っているのを見て、あの戦争で命がけで戦ってくれた先人の方々のおかげだな、と感謝しました。あの大戦で開戦を決意した時、誰もが負けると分かっていながら「戦うことで亡国になるかもしれない。でも最後まで戦い抜けば私たちの子孫はその姿勢を見て奮起し国を再建してくれるはずだ」と子孫に託した思いは確かに届いてます。



