人間の体は色々な細胞で出来ていますが、この細胞そのものに意思みたいなものがあるのかというのはよく議論されていて、今の主流ではないとされています。でも私はあるのではないかと思っています。ガンの手術を受けた人は知っている人もいるかもしれませんが、ガンの手術においてリンパ節郭清といって転移があるかもしれないリンパ節を取り除くことがあります。この時切除されるリンパ節なんか体全体の中ではわずかなものですので普通に考えれば影響はないはずです。しかしリンパ節郭清を行うと免疫力が一時的ですが非常に下がります。切除されたリンパ節の量から考えたら影響なんかないはずなのに実際には一時的に下がるのです。その理由はよく分かっていないのですが、細胞にも意思があると考えると説明がつきます。リンパ節でなにをしていたかというと、増殖してきたガン細胞が血液の中に入って体中を巡るなんてことがないようになんとか食い止めていたのです。そこにガンを取り除いた後に「リンパ節の中にガン細胞が紛れているかもしれないから」とリンパ節ごと取り除くのが郭清です。リンパ節の立場にたったらたまったものではないでしょう。頑張って雇い主を守った兵士の基地を「そこに敵が隠れているかもしれないから」と焼き払うのと一緒です。周りで見ていた他のリンパ節にいる兵士はどう思うでしょう。「一生懸命守ったのにこれかよ」となってモチベーションだだ下がりです。これがリンパ節郭清の後に免疫力が下がる理由ではないかと考えています(笑)。そして残ったリンパ節に「あれは仕方なかったんだよ。みんなは大丈夫だから」なんて言ってしばらくしたら免疫力が回復するのではないかと思っています。
神話のおとぎ話みたいですが、案外こんなのが真実かもしれないと思っています。でも、リンパ節郭清はやっておかないと危ないのは事実です。このブログ読んでガン治療している人が「リンパ節かわいそうだから郭清するのやめよう」なんて思わないでくださいね。



