最近はちょっと減りましたけどスーパーの試食コーナー、ありますよね。特に肉の特売日なんかよくホットプレートで焼いて試食できるようになってます。そこで食べたら美味しいのに買って帰って家で焼くと試食の時ほどで美味くない、という経験ありませんか。あれが何でかずっと不思議でした。焼いている人も普通のおばちゃんだし、タレも特に変わったものではなくジャンとかありふれているものなのになんでだろうと思ってました。今回、スーパーの肉売り場でバイトしている人と話す機会がありその理由を聞いて驚きました。その秘密は脂だったのです。肉を焼いた時のうま味は大部分が脂のうま味です。だから良い脂で焼いたら安い肉でも美味しいのだそうです。そしてスーパーでご自由に持って帰って下さい、とおいてあるあの白い牛脂、実は規格が厳しいのです。国産交雑種以上の品質しか牛脂として置いてはならないというルールがあるらしく、あの自由に持って帰れる牛脂になる肉は売っている肉よりはるかに高級なものであることが多いのです。せっかくその牛脂を自由に持って帰れるように置いてあるのに「体に悪そう」とか「なんかマズそう」なんて考えて持って帰らずサラダ脂なんかで焼くと試食ほど美味しくないということになるそうです。特にマーガリンなんかで焼くと、不味くなるそうです。やはりご自由に持って帰って下さい、とういうものは素直に持って帰りましょう。



