面接に来る女性から時々聞かれるのは「待機場に個室ないんですか」ということです。もちろん無いですし、これからも個室を設けるつもりはないです。個室に拘る人が言うのは、集団待機だと気を遣うということです。ハナミズキはわざとそうしているのです。お客様にいつも気を遣っているのに、待機に帰ってきてまで気を遣うのは耐えられない、と言うのですが、いつも気を遣っているからお客様に対しても気を遣えるのです。気は遣うと無くなるものではなく遣うことで練られていくものです。だから待機中でも神経をすり減らすぐらいで丁度良いのです。
そもそもずっと待機している人気がない女性が快適に過ごす必要などありません。人気がある女性が仕事から帰ってきた時に次の仕事までの間にコンディションを整えるための場所が待機場です。人気がなくずっと待機している女性は、そのような人気のある女性が待機に帰って来た時には手足となって身の回りの世話をするべきです。それがイヤなら人気のある地位まで這い上がるしかない、そのような環境が理想です。それが分かっていないから快適な待機場がある店に行き、ハングリー精神が芽生えず、人気が無い女性はずっと人気がないままなのです。私が、待機場は快適過ぎない方が良いと考える理由はそれです。だから、そんな店には行きたくないという女性は来ないで結構、なんとかして生まれ変わりたいと思う女性が来てくれたら良いと思っています。そのような女性が過酷な環境を乗り越えていく中で脱皮していく過程を考えれば、こんな恵まれた環境はないと思うのであります。



