前にブログで、私がよく行く神戸の二宮温泉はあまりガラの良い場所ではないと書きました。それを読んだ人でガラの悪い場所ってたまたまそこにいた人がそうだっただけじゃないか、同じ人間だろと言ってきた人がいました。このようなことを言う人は地域によって住んでいる人の人柄が違うというのを分かっていないのでしょう。これが分かれば、同じ人間なんだから、なんて二度と言わなくなると思います。地域が違うとそこにいる人は同じ人間とは思えないほど違います。例えば二宮温泉の駐車場には「違法駐車はお断りします。見つけたら罰金一万円を必ずもらいます」と書かれています。罰金10万とか20万など現実性がない金額が書かれた看板はよくみますが、罰金1万円という現実的な数字でしかも「必ずもらいます」と書いてあるところに強い決意が感じられます(笑)。二宮温泉の場所は大阪で言うと、あいりん地区ほどガラが悪くないけど、普通の所よりはガラの悪い、岸里とか花園町あたりと似ています。では仮に同じ看板をあいりん地区ぐらいガラの悪い場所に出したらどうなるでしょう。まずそこら辺の人達は自分の車は駐車しません。車は獲物だと思ってるからです。車が停まっているぞ、破壊して金目のものがないかみようぜ、という考えです。では、二宮温泉のある地域と同じぐらいのガラの悪さである岸里や花園町ならどうかというと、ちゃんと計算します。まず違法駐車がバレて罰金を払わされる確率、入浴客の車かどうか見分けがつきにくいし、もし間違えていたときにどんな言いがかりをつけられるか分かったものではありません。ですから実際にはかなり低いです。そして1万円という金額、路上駐車して緑の人達にステッカー貼られて払う反則金が1万5千円ほどだということを考えるとかなりのお値打ち価格です。つまり見つかる確率は低い、もし見つかっても罰金は反則金よりお値打ち、これは停めるしかないでしょ、と考えるわけです。ですから駐車場はいつも関係ない車でいっぱいです(笑)。最後に普通にガラの良い場所ならどうかというと、そんな脅しみたいな看板がなかったとしても、「関係ない場所に無断で駐車するのは気持ちが悪い」と考えてそうゆうことはしません。これが地域による人々の考え方の違いです。
地域による人間性の違いは確実に存在します。そして長く居住するとそれは良くも悪くも伝染します。それに馴染める人だけがその地域に残り馴染めない人は出ていきます。だから自分が付き合いのある人がどこの地域に住んでいるかというのは大事です。「そんなこと言っても、その人は良い人だから」なんて言う人もいますが、本当にその人は違うのならそんな所には住んでいません。それを考えずに付き合ってしまうと自分まで汚染されます。付き合う人の地域柄といのはそうゆう意味でも非常に重要なのです。



