お客様が来てくれた時に、嬉しそうなリアクションが出来ないという人がいます。ちょっとしばらく来れないとお客様に言われた時に残念そうなリアクションが出来ないという人もいます。このような人は、感情がそこまで高まらないから出来ないのだと思っているかもしれませんが、それは違います。リアクションとは演技です。感情がどうであれ演技力でするのがリアクションです。実は良いリアクションが出来る状態というのは感情がそこまで高まっていない状態です。本当に感情が高まればリアクションなんか出来ません。ちょっと想像して欲しいですが、本当に会いたい人に会った時、例えば、もし大好きだった死んでしまった恋人が目の前に現れたとしたらどうでしょう。リアクションなんか出来ないですよ。本当に感情が高まると人間はリアクションなどできずに固まるのです。グルメレポーターなんかよくコメントをテレビで言いますが、想像を超えた美味いものを食べると、言葉など出ません。以前ドッキリでカンニングの竹山さんにワサビたっぷりの寿司を食べさせる企画があって、食べた竹山さんが企画者に「こんだけ辛かったら辛そうなリアクションができないでしょ。ちょっと辛いなぐらいにしておかないと面白い映像にならないよ」と注意していたのもそうゆうことでしょう。また私が学生時代にバイトしていたバーには電撃爆破デスマッチなんかをやるプロレスラーが来ていたのですが、「電流って本当に痛いのですか」と聞いたら「うん、まあまあ痛いよ。でも痛すぎるとリアクションとれないから、けっこう痛いな、というぐらい」と言うのでどれぐらいか聞いたら「銭湯の電気風呂ぐらい」と言っていたので、たしかにまあまあ痛いな、と思いました。ちなみに爆破は事前に消防に許可を取った安全な火薬量でかつ爆破自体は手動でレスラーが安全なところにいるのを確認して行う、とのことでした。
感情が高まって来ないからリアクションが出来ないと思っている人は大きな勘違いです。リアクションとは演技力でするものです。そして感情が高まっていない状態の方が相手にどう写っているのか、立ち位置はどうか、など計算しやすくやりやすいのです。そう切り替えたら良いリアクションをお客様の前で出来るようになります。会った瞬間に嬉しそうにしてくれたり、別れる時に名残惜しそうにしてくれたらお客様は嬉しいものです。それを演技力でこなせるのがプロです。出来ない人は恋愛ドラマなんかをたくさん見たら良いでしょう。どうゆう表情で、どうゆうタイミングで、どうゆうセリフを言えば嬉しそうに見えるのか、あるいは名残惜しそうに見えるのか、そうゆう視点でたくさん恋愛ドラマを見たら出来るようになります。まずはリアクションをするのに実際は何を思っているのかは関係ないと割り切りましょう。最初は難しいかもしれませんが、リアクションが上手い人はみんな出来てます。そしてドラマでインプットして場数を踏めば誰でも出来るようになります。



