最近はネットで情報がある程度見れる時代です。兄が社長を務める会社の口コミを見ていたのですが「社長は情熱とやる気があるのだけれども、社員はそれについて行っていない。温度差がかなりある、と書かれていました。」そりゃそうだろうな、と思いながら見ていたのですが、兄が社長を務めるといっても兄が創業した会社ではありません。何十年もチーズ一筋に頑張ってきた会社で、兄は全然違う大手の商社で働いていました。その商社がその会社を買収し、商社から派遣された社長が兄という構図です。自分たちと一緒に創業から頑張ってきた人ではなく買収した商社から送り込まれた社長、兄がいくら情熱とやる気を持っても温度差がでるのは当然です。さぞ、冷ややかな視線にさらされていることでしょう。そこで一生懸命、会社を盛り上げるために指揮してもそれだけでは社員は盛り上がりません。しかし、それと同じかそれ以上に劣悪な条件に立たされていたにも関わらず、改革を成し遂げたリーダーがいます。それはキューバ革命を成し遂げたカストロ氏です。スカトロではありませんよ(笑)。カストロ氏がリーダーを務めていた革命軍はいわば国家の反逆者です。しかも圧倒的に不利。総攻撃をくらうであろうという前夜、もう革命軍の人達も「カストロについていかなければ良かった」「今から降伏しようかな」なんていう雰囲気です。私の兄がさらされている冷ややかな視線より冷たいはずです。その状況でカストロは皆を集め革命後の未来について熱く語り出しました。「革命終わったらお前は国務大臣な」「お前は防衛大臣な」「お前は外務大臣がいいだろう」なんて革命後の人事の采配まで始めたのです。明日おそらく全滅するであろうという時ですよ。そしてその人事でどうゆう未来を作りたいかを熱く語りました。すると一気に気運が盛り上がり「このおっさんについていけばなんとかなるかもしれない」という雰囲気になり最高潮の盛り上がりで知略も冴えていき総攻撃に対してゲリラ攻撃で応戦し、勢いにのってキューバ革命を成し遂げてしまいました。そして革命からだいぶ経った今でも、アメリカから経済封鎖がされたりしていますが、国民の満足度は非常に高い国です。
会社の経営を立て直す、という時、もともとうまくいっていた会社ならば問題点を洗い出し解決していくという方法でいけるでしょう。しかし本来なら潰れていた会社、そうまるでハナミズキみたいな会社を立て直そうと思ったら問題点を洗い出していたら出し終わったころには潰れています。ひとまず問題点はやりながら解決していくことにして未来のビジョンを明確に作り出し、この人についていけばそれを実現できるかもしれない、と思わせ気運を盛り上げていくことです。「社長、売り上げが急激に下がっています」と報告されて「原因を突き止めろ」じゃないんです。今までも何回も急激に下がっているのですから(笑)。「そうか、じゃあここを乗り切って黒字回復させたら支店をつくるからそこの責任者に君を任命しよう。ここからV字回復できれば君にはその器があるということだ」と熱くビジョンを語ってその気にさせる。カストロもそうやってきました。今回なぜ、この内容でブログを書いているのか。それは兄がこっそりこのブログを読んでいる可能性が非常に高いからです(笑)。



