雑誌で「実話BUNKAタブー」という雑誌があります。あら捜しと批判記事のオンパレードみたいな雑誌なので私は嫌いなのですが、関東と関西の底辺都市を選ぶ、という企画をやってました。住んでみたい都市の逆バージョンです。関東と関西10個ずつ選んであります。関東の都市を言っても分からないと思いますので、関西を見てみると大阪市内で選ばれていたのは西成区と生野区の2つで、西成区が圧倒的1位、そして生野区8位ぐらいでした。西成区は住んだことはないですが大学生の時付き合っていた彼女が岸里に住んでいたのと、知り合いが住んでいたり、リビオ粉浜というマンションが建った時に購入を検討して下調べしたおかげでまあまあ土地勘と雰囲気は分かります。生野区は南巽に3年ほど住んでいたことがあります。まず西成区ですが確かに底辺と言えば底辺ですがオープンな底辺です。道路で寝ている人がいても「ああ西成だからね」、汚い人が公園で集まって酒盛りしていても「西成だからね」と西成だからで許せてしまうという不思議な雰囲気です。底辺ぶりを「どうだ、西成すごいだろ」とアピールしている感じです。ただ、意外と思うかもしれませんが飲食店は安くてうまい店が流行るわけではないです。おそらく西成の住民はエンゲル係数ほぼ100%です。食べるものに関しては金に糸目をつけない、というのが西成人です。どんな汚い身なりで、ボロボロのアパートに住んでも食べるものはエエもん食べてる、という感じです。だから西成の飲食店って全体的に高いです。高くても美味いもの出す店が流行っています。これに対して生野区は陰湿な底辺という感じです。一見、底辺ではない雰囲気です。人も穏やかで店も綺麗なところも多いです。しかし、例えば喫茶店でちょっと誰かの悪口なんか言おうものなら数時間以内に広まります。そして私達は日本を愛しています、という態度ですが中身は朝鮮総連です。悪口を言った相手が朝鮮系なら容赦なく次の日から仲間外れです。食事しようとしても「満員です」と入れてくれなくなります。一見、良い感じに見えてかなり陰湿、これが生野区です。ただ飲食店は安くて美味いところが多かったです。西成に比べるとだいぶ安いです。私がよく言っていたのは「うかれ金時」という焼き鳥屋です。もともと銀行員だった店主がリストラされた後に、全くどこの店でも修行せず、図書館で焼き鳥の作り方を調べて本を元に家で練習して開業した店です。安くて美味かったです。たぶん鳥貴族より安いのではないかと思います。ただ人気が高く夕方過ぎたらもう売り切れ、みたいな感じでした。
雑誌が好き勝手に西成区と生野区を批判してましたので、実際住んだ、あるいはよく行く者としての知見を述べてみました。西成区はオープンな底辺都市、生野区は陰湿な底辺都市、こう考えて間違いないでしょう。



