こんにちは。未熟な人妻 店長別所です。
前回お話しした彼女。
少しずつ笑顔が増え、自分に自信を取り戻し始めていたあの女性のお話の続きです。
その日、彼女は出勤前からどこかソワソワしていました。
待機室の鏡の前で何度も髪を整えて、スマホを見て、また鏡を見る。
そんな姿を見ながら、私は「今日は何かあるのかな」と思っていました。
接客を終えて戻ってきたあと。
彼女は椅子に座るなり、小さく息を吐いて言いました。
「店長、私…ちょっと変わったかもしれません」
話を聞くと、その日のお客様にこんなことを言われたそうです。
「すごく落ち着くね」「一緒にいると安心する」
若さでも、派手さでもない。彼女自身の雰囲気や優しさを見てくれていた。
それが、すごく嬉しかったみたいです。
「昔は、自分には何もないって思ってました」
「でも今日、初めて“今の自分でもいいんだ”って思えたんです」
そう言った彼女の目は、少し潤んでいました。
そのあと、彼女はバッグの中から小さな紙袋を取り出しました。
新しいコスメでした。
「今日、お給料で買ったんです」
少し前まで、“自分のためにお金を使うのがもったいない”と言っていた彼女。
そんな彼女が、自分のために何かを選んだ。
私はその変化が、何より嬉しかったんです。
帰り際。
彼女は扉の前で立ち止まり、振り返ってこう言いました。
「私、このまま終わりたくないです」
その言葉は、誰かへの宣言じゃなく。
きっと、自分自身への約束だったんだと思います。
人は、ほんの少し自信を取り戻すだけで、見える景色が変わります。
未熟な人妻は、そんな“小さな再出発”を応援できる場所でありたい。
今日も、そう思っています。
検討中
マイページ


ページのトップへ