
俺は、一人の修羅。
何かを得るためには、何かを差し出さなければならない。
それが、“等価交換”という世界のルール。
あなたが落とした“ナイフ”は――
この【金のナイフ】ですか?
それとも【銀のナイフ】ですか?
それを“価値あるもの”に変えるかどうかは、あなた次第。
ただし――
どんな選択にも、必ず“代償”がある。
デリヘルという仕事も、実は同じ理屈で成り立っていると思うんです。
「単価がいい」
「自由に働ける」
「誰にも縛られない」
──それは確かに、魅力的な言葉。
でも、その裏には必ず“代価”がある。
お客様に提供するのは、単なる快楽じゃない。
サービス、気遣い、距離感、会話、雰囲気づくり。
目には見えない部分にこそ価値があり、そこにお金が支払われる。
つまりこれは、
【快楽とお金】の等価交換であり、
同時に【接客とお金】の等価交換でもあるということ。
「得る」ことばかりに目を向ければ、いつかバランスは崩れる。
「与える」ことを忘れなければ、自然と返ってくる。
それがこの世界を生き抜く“修羅”の流儀。
今日もまた俺は、自分の“ナイフ”を磨いて戦いに出る。
「事故る奴は不運と踊っちまったんだよ…」