【前編】キャバクラ嬢の配信は客離れを招いているのか?近年、キャバクラ嬢や店員がSNSや動画配信を積極的に行うようになりました。
お店の雰囲気やキャストの魅力を伝える宣伝として、確かに一定の効果はあります。
しかし一方で、その配信内容が“客離れ”を引き起こしているのでは?と感じる人も増えています。
特に問題視されているのが以下のポイントです。
■ 高額ボトルでのランク付け配信が逆効果
「このお客さんは◯◯万円のボトルを入れたからランクが高い」
「安いボトルしか入れない人は…」
というように、金額で客を区分する動画が増えています。
見る側からすると、これはただの“見下し”に近い表現。
お店に行くお客は、必ずしもホストのように高額を使いたいわけではなく、
ワンセット1万円+ボトル数万円という現実的な価格帯を楽しみにしている人が大半です。
にもかかわらず、動画内で“金を使わない客=低ランク”と扱われると、潜在客はこう思ってしまいます。
「どうせ行っても見下されるなら行きたくない」
SNS上の不用意な一言が、来店意欲を削り取っているのは間違いありません。
■ 服装・時計など『見た目ジャッジ』が不快感を与える
「◯◯の時計はダサい」
「この服装の男は金がない」
など、見た目でのランク付けも動画で多く見られます。
しかし、客は“品定めされるために”お金を払っているわけではありません。
楽しく会話し、リフレッシュするためにお金を払います。
見た目ジャッジ動画は、客側の心理に次のような壁を作ります。
「自分も陰で笑われるんじゃないか…?」
「行ったらネタにされるのでは…?」
「動画で馬鹿にされるくらいなら行かないほうがマシ…」
結果として、気軽に飲みに行くはずのキャバクラに“恐怖”や“ストレス”を感じてしまうのです。
■ 本来のキャバクラの魅力とズレている
キャバクラの本来の魅力は、
・楽しく会話ができる
・ちょっとした非日常を味わえる
・嫌なことを忘れてリフレッシュできる
・自分を否定されない空間である という点にあります。
ところが、動画配信で“格付け”や“マウント”を発信してしまうと、これらの魅力と真逆の印象を与えてしまいます。
安心できない店には、誰も行かない。
この単純な原理を、多くのキャストや店舗が見失っているのかもしれません。
■ 気軽さが消えると客離れは加速する
高額を使える客だけを持ち上げる動画は、一見すると太客を惹きつけるように見えます。
しかし実際には、“普通の客”が離れていきます。
そして、キャバクラ業界を支えているのは大多数の“普通の客”です。
1セット1万円で楽しむ人 月に1〜2回行く人、ボトルはほどほどの価格帯を選ぶ人、
この層が離れれば、どんな店も経営が苦しくなります。
結果、動画での発信が自分たちの首を締める形になっているのです。
■ まとめ:動画配信は諸刃の剣
キャバ嬢の動画配信は、魅力発信の場としては有効です。
しかし、内容を誤れば強烈な逆効果を生みます。
客の格付け、見た目での評価、マウント発言
これらは一瞬の話題にはなっても、長期的には“客離れ”を強く招く原因になります。
キャバクラに求められているのは、“気軽に楽しく飲める空間”。
その本質を忘れない発信こそが、店にもキャストにもプラスに働くでしょう。


