
ホグズミードの賑やかな一日。
昼間、商店街は学生たちで賑わっており、ハリー、ロン、ハーマイオニーも例のごとくショッピングを楽しんでいる。
しかし、突然彼らの目の前に現れたのは、ホグズミードに住む一風変わった男、トラカワだ。
トラカワ:「おぉー、ハリー・ポッターじゃん!うぇー、マジでかっけぇな!っていうか、俺のこと知ってる?」
ハリーは突然話しかけられて驚く。
ハリー:「えっ…あ、いや、すみません、あなたは…?」
トラカワ:「おいおい、ハリー・ポッターだろ?俺、ホグズミードの住民だっつーの!知ってるよね、まぁ、特に有名ってわけじゃねぇけど。ほら、あの不思議な店の前にいつもいる、あれだよ、あれ!」
ロン:「…知らないな。お前、どんな店やってるの?」
トラカワ:「んー?ちょっとした魔法の品とか、まぁ、だいたいポーションとか…んー、まぁ、面倒くさいのは好きじゃねぇから、ほんと適当にやってるだけだな。てか、お前ら、今日は何しに来たの?」
ハーマイオニー:「ショッピングに決まってるじゃない。ちょっと本屋でも行こうと思って。」
トラカワ:「へぇー、そうかそうか。でもさ、せっかくだから、俺の店でも覗いて行かない?特別にサービスしちゃうよ。」
ハリー:「いや、特に用はないんだけど…」
トラカワ:「そんなこと言っても、君たちにとっては悪くない取引だぜー。どうせ暇だろ?ちょっとだけでも来てみな。」
ハリーたちは少し躊躇いながらも、結局トラカワに連れられて、その「特別な店」に向かう。
店に入ると、そこには魔法薬や不思議なアイテムが乱雑に並んでいた。まるでおもちゃ箱のようだ。
ロン:「うわっ、これ全部売ってるの?」
トラカワ:「売るつもりもないけど、まぁ見てくれれば面白いだろ。たとえば、この『瞬間移動キャンディ』とか、試してみるか?」
ハーマイオニー:「瞬間移動キャンディ?それ、危なくない?」
トラカワ:「大丈夫、大丈夫。だいたい15秒くらいで元の場所に戻るから。試してみて、無料だし。」
ロン:「僕は遠慮しとくよ。」
トラカワ:「おお、ビビってんのか?だったら、こっちの『しゃべる杖』試してみるか?」
ハリー:「しゃべる杖?」
トラカワ:「うん、こいつ、杖が自分でしゃべるんだよ。『今日はお前に使われて疲れた』とか言ってくる。」
ハーマイオニー:「それ、絶対に壊れやすいからやめた方がいいと思う。」
トラカワ:「おお、さすがハーマイオニー、賢いな。でも、こういうのって面白いだろ?やっぱり魔法って、ちょっとした遊び心が大事だぜ。」
その時、店の奥から「ズズズ…」という音が聞こえた。振り向くと、見慣れない動物が部屋を歩き回っている。
ロン:「なんだ、あれ…?」
トラカワ:「あぁ、あれは『クモリグモ』っていう、ちょっとした魔法動物。可愛いだろ?」
ロン:「可愛くない!クモじゃん!」
トラカワ:「だって、最近の子なんでも可愛いって言うじゃん!魔法界だし。」
その瞬間、クモリグモが一人歩きしながら、棚を倒してしまう。薬瓶がガシャーンと音を立てて床に落ちる。
トラカワ:「おっと、やべぇ…ちょっと、クモリグモ、あっち行けって!」
しかし、クモリグモは聞こえもしない様子で、棚を引っかけてさらに大騒動を引き起こす。
ハリー:「こ、これ、まずくない?」
トラカワ:「いや、まぁ、大丈夫っすよ。実際、何が起きてもすぐ戻せるから。ポーション作ってるんだし。」
ロン:「ほんとにすぐ直るの?」
トラカワ:「うーん、そこは運次第。でも、こういうのが面白いんだって!ほら、これも魔法の魅力さ!」
結局、クモリグモが倒した棚が大爆発を引き起こし、店内はカオスに。トラカワは必死に魔法で元に戻そうとするが、すべてが逆効果。
ハーマイオニー:「もうやめて、トラカワ!」
トラカワ:「うるせぇ!俺だってこんなことになるとは思ってなかったんだよ!」
最終的に、トラカワは他の魔法で全てを修復し、ハリーたちはようやく店を後にする。
ハリー:「結局、何も買わなかったけど…」
トラカワ:「まぁまぁ、また来てくれたらその時はサービスするから。」
ロン:「次は絶対に来ない。」
トラカワ:「そんな事言うなって。」
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