
『進撃のトラカワ 〜ウォール・沼津〜』
「……なんだここ?」
気がつくとトラカワは、巨大な壁の内側にいた。服装はなぜか調査兵団の制服(丈短め)。でも足はビーサン。
トラカワ「おいおいおい、これってまさか……進撃の巨人の世界じゃねぇか!?えっ、マジでオラ転生したん?沼津から?まじ勘弁してよ〜。」
そこへ颯爽と現れるリヴァイ兵長。
リヴァイ「……何者だ。お前、兵団の許可は?」
トラカワ「お、おれはトラカワ!沼津からの…えーと…助っ人?みてーな?いやほんとマジで意味わからんで、助けてくんろ?」
兵長の目が鋭くなる。
リヴァイ「お前、即座に壁外調査に出てもらう。」
トラカワ「いやぁあああ!!」
──そして。
次の瞬間、壁外。巨人がわんさか。
トラカワ「やばいってやばいって!!アレほんとに巨人!?ガチサイズ!?ファミレスのデカ盛りメニューじゃない!?」
3メートル級がトラカワに迫る。
トラカワ「し、しぬ〜!沼津に帰してぇ〜!!」
その時——
バキィィィィン!!!
突然、トラカワの足元から謎のバイブレードが飛び出し、巨人のうなじを真っ二つに!
トラカワ「えっ!?おれのケツポケットから出た!?」
リヴァイ(通信機)「どうやら……使えるようだな。ウォール・沼津、任せた。」
トラカワ「待って、勝手にコードネームつけないで!?てか、オラ、兵団じゃねぇし!!!」
だがこの日、壁内の人々は知ることになる。
「最も訳のわからない男が、巨人をなぎ倒した」ことを——。
───
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