絢

「今日頑張ったから、ハーゲンダッツかおうかなぁ♡」

お迎えにいったお嬢さんが後部座席で可愛い声で呟いた。

「バカヤロウ」と私は言った。

お嬢さんは確かに頑張った。頑張ってくれた。

自らにご褒美をあげるのは良いことだろう。

けどな、「ハーゲダッツくらいなら買わせろ」と私は言いたい。

お嬢さんに「私、頑張ったからハーゲダッツ買って♡」と言われれば

無条件で買う。

なんなら、カップのやつとクラッカーみたいので挟んだ奴も振る舞う。

それくらいのお金は持っている。

早い時間であれば、ハーゲダッツどころじゃない、

サーティーワンへ連れて行き、

ポッピングシャワー以外なら買ってやろうではないか。

実は、男ってこーゆー可愛い甘えんぼさんには弱いのよ。

しかしな、コンビニに行って「他のもかっていいよ」と言ったとき

ガリガリ君のソーダを持ってきたのはいただけない。

ガリガリ君は梨でしょうよ。

アイスの実も梨でしょうよ。

こーゆー所でセンスが問われる。

当店はこーゆーお店です泣

スタッフＹ氏から「クラウンメロン」をいただいた。

クラウンメロン、即ち王冠のメロン。

鶴田を倒し、３冠を獲った三沢である。

なぜ、Ｙ氏が私にくれたのか？

彼が畑から盗んできた訳ではない。万引きをしてきた訳ではない。

もちろん、病院にいって入院患者からひったくってきたわけじゃない。

たぶん泣

私の誕生日プレゼントとして、彼がくれたのだ。

おかげさまで、また１つ歳を重ねてしまった泣

そんな私から、今日は皆様へひとこと。

いいか、誕生日が来てもねだるような人間になったらおしまいだ。

「私（俺）○月○日、誕生日だ！なんかちょうだい♡」

こんな輩になるなってことである。

祝ってもらえないから、祝ってもらおうとする。

これほどみっともないことはない。

人望みたいなものがあれば自然と祝ってくれるし、

プレゼントももらえるだろう。

こんなのは自然に行われることである。

このお嬢さんにはお世話になってる、頑張っているから

なにかしてあげたい。

こう思わせないとダメだってことである。

家に帰ったら、ケーキもない。

夕飯は納豆とシャケだった私が言うのもなんだけど泣

自分に言おう。

ハッピーバースデー俺泣

今日も数字のトリックを紐解いてみましょう。

「60分バック13,000円！」

こんな風に書かれている求人広告があったとしましょう。

まず、このお店の営業ページをみてもらいたい。

実際に60分コースでお客様がいくら支払うのか？

静岡市の相場、あくまでも私の見た目ですが

スタンダードなお店で60分15,000円くらいでしょう。

これより高くなると「たけーＹＯ」とお客様は騒ぎ出します泣

15,000円をお客様からいただいて、キャスト様へ13,000円をバックすると

お店の利益は2,000円となります。

これは小学生でもわかります。

しかし、お店をお店として営業している以上、様々な税金が発生します。

細かい事は書きませんが、お客様からいただく金額に対して、

キャスト様に支払う金額の差額が最低でも5,000円以上ないと安全な経営はできません。

いや、できないはずなんですｗ

ってことはですよ、この差額が5,000円よりも低い場合は

「おぃおぃ、ぜーきん払ってないだろｗ」ってことになるわけです。

したがって、安全な経営にはなりません。

そもそもバック率70％ってのは不可能に近い数字なんですよ。

キャスト数も多い、顧客数も多いという薄利多売であればまた話は変わってきます。

60分15,000円のおみせですと、せいぜいバックは10,000円か9,000円

これが限界値なはずなんですけどねぇ泣

「前のお店は70％バックって書いてありました！でも実際は違いました泣」って

おっしゃるお嬢さんの面接をしましたので

その時同じ説明をしました泣

もうわかりますよね

殆どが誇大広告なんですよ泣

騙されないで泣

割と事務所に近いところに「魂心屋」ができた。

そして、さらに近いところにマクドナルドが出来ようとしている。

完全に肥満体の街と化してしまうことに心配な日々を送っています泣

「1日10ﾏｿ稼げます！」

「1ヶ月100ﾏｿ稼げます！」

こんな求人広告を良く目にします。

さて、現実を紐解いてみましょう。

60分コースのお客様の接客をして、もらえるお給料が11,000円とします。

10ﾏｿ稼ぐには1日10人ほど接客をしなくてはなりません。

10人×60分＝600分。つまり合計10時間接客しなくてはなりません。

当然、ホテルからホテルの移動をあります。

移動に20分かかったとして10人分で200分

出勤時間を800分、13時間20分にしなくてはなりません。

1日24時間ですから、勤務時間は13時間20分。

休息時間は9時間40分となります。

あなた様がスタミナ太郎なら可能でしょう。

ただし、1日10名のお客様が来てくれれば･･･という運要素も加わります。

次に月に「100ﾏｿ円」稼ぐには

1日5ﾏｿ稼げてたとして、月20日で100ﾏｿは達成できます。

ひと月30日として20日出勤。まぁ可能でしょう。

女の子の日もあるので、1ヶ月で働けるのはせいぜい23日。

1日5ﾏｿ稼げなければ出勤時間を増やさなくてはなりません。

当然、月に20日以上出勤すれば「鬼出勤ｗ」とみなされます泣

余程の人気嬢でない限り「いつでも呼べる嬢」として、

仕事も入りにくくなります。

そうなると1日5ﾏｿ円も厳しくなってきます。

1日３ﾏｿ頑張って稼いだら、100ﾏｿ稼ぐのに３４日必要となります泣

はい、１ヶ月は多くても３１日なので無理な話となります。

「１ヶ月で100ﾏｿ稼げるから！」って言われて入店したが

全く稼げなかったというお嬢さんが面接にきたので同じ話をしました。

数字のトリックに騙されちゃダメよ泣

私の中でフルーツの王はパイナップルである。

つまり、パイナップルはジャンボ鶴田。

ジャンピングニーである。

ここ最近、この鶴田を脅かす存在が現われた。

メロンだ。すなわち、このメロンは三沢光晴。

エルボーであり、フェースロックである。

鶴田がパイナップル。

三沢がメロン、川田が梨、小橋がスイカ。

今日の食後のフルーツはなんだろう。

鶴田か、三沢か。川田か小橋か。

大事な事を忘れていた。

食後のフルーツなど出る裕福な家じゃない。

納豆ごはんのみだった我が家、フルーツとは言わない。

せめて、シャケ一切れくらいはたのんますよ泣

と、言っても今のお嬢さん達には全日なんかわかんないだろうな泣

私がこの業界に身を投じたばかりでレベルが1の状態の時

あるお嬢さんから「かいめん持ってきてください」と電話があった。

このお仕事のことを、右も左も、

ましてや上も下もわからない私、

元気よく返事はしたものの「かいめん」がわからなかった。

なにかの「麺」だろうと、スーパーに行き

店員のおばさまに「かいめんはどこですか？」と聞くと

インスタントラーメンの場所を教えられた。

「いやいや、乾麺じゃなくてかいめんです。

漢字で書くと海の綿らしいです」と言うと

「鮮魚コーナーで聞いて」と言われた。

威勢の良いオジサマに「海綿ありますか？」と聞くと

「ん？聞いたことねーな。

それよりおにーちゃん、今日はハマチが良いよ」と言われた。

正直、ハマチは必要ない。海綿が必要なのだ。

海の綿。たぶん、海のモコモコしたもの。

海藻の類いではないか？とオジサマ聞いても、もう無視をされた。

どうにもならないので、ネットで調べると

どうやら女性のあそこに入れる綿らしい。

そりゃスーパーなんかに売っている訳がない！

ドラッグストアに行ってみた。店員さんに聞いても「置いてない」との事だった。

仕方なく「脱脂綿」を購入し、お嬢さんに渡してみたが罵倒された。

私の無知な頃のお話ですが、これくらいの必死さが大事なんですよってお話です泣

「明日面接をして、そのまま体験入店がしたい。

急な出費があって、その日の内にどうしても10ﾏｿ必要なんで・・・」

こんな問合せがあった。

私がこのお嬢さんになんて返信をするか

ここを読んでいる方ならわかるだろう。

①「もちろん大丈夫ですよ！高級店なんで稼げますから♪」

②当店は面接からそのまま体験入店はできませんよ

③10ﾏｿ稼げるか？それはあなた次第になってしまいますよ。

④は？10ﾏｿだ？今いくら持ってるの？そのお金握りしめて「とLOVEる」打ってこい泣

⑤どうしてもその日に必要ならば、ア○ムかプロ○ス行った方がいいよ泣

貸してもらえないなら、カウカウファイナンスか萬田金融行っておいで。

働くのはその後だ。

正解は「⑤」だ。

明日までに10ﾏｿ必要だ。

まずは確実な手段を選ばなくてはならない。

当店で働くならば、④名様くらい接客すればどうにかなる。

だがその保証はどこにもない。

どうしても明日までに･･･というなら、

金融会社に借りるのが手早いだろう。

それで、返す為にこの仕事をするならまだ理解できる。

「とりあえず、デリやりゃ10ﾏｿ稼げるっしょ」

こんな発想が読み取れてしまう。

経験上、こんなお嬢さんはまず稼げないし、仕事もゆるい。

他店さんであれば「大丈夫ですよ！」と

実際は稼げなくても「残念！」と知らんぷりするでしょう。

「当店だと稼げるかもしれない。でもその保証はどこにもない。

どうしても必要ならば、まずは金融屋さんで借りてみたら？

働くのはそれからでも遅くはないでしょう。

でも、一か八か賭けるのならば、面接はします。

そして採用がきまればそのまま体験入店でいいですよ！」

と、私が返信。

するとこのお嬢さんから

「ご丁寧にありがとうございます！

ぜひ面接させてください！頑張ってみます！」と返って来た。

で、当日。

音信不通。

デリの世界なんてこんなんですよ泣

「勝ちに不思議な勝ち有り、負けに不思議な負けはなし」と

野村監督は言っておりました。

負ける人には3つの共通点があります。

1つは「情報」

この戦いをやったら勝てるのか？負けるのか？という

情報収集ができない。また情報を理解できていない。

2つ目は「思い込み」

これでいいはずだと勝手に思い込んでしまうこと。

3つ目は、私にはできる。勝てるいう「慢心」だ。

最初に調子が良いと「なんだ簡単じゃん！楽勝じゃん♪」と人は思ってしまう。

そうすると「慢心」してしまう。

そして、ちょっとダメだと「今日はたまたまだ。明日は大丈夫だろう」と思い込む。

初心を忘れ、情報収集すらしなくなる。

もう負け戦の始まりである。

この仕事にも言える事ではないでしょうか？

今の時代、自分の得たい情報は簡単に手に入る。

しかし、間違った情報も多いので見極める力も必要だ。

入店してすぐに稼げるのは当たり前。

なにもお前さんが特別なわけじゃない。

当然、店の力だったりもする。

「自分だから」と慢心してはだめだ。

そして、努力をしなくなり「私が悪いんじゃない」と思ってしまう。

稼げてない子は心あたりないか？

私が「とＬＯＶＥる」で初打ちから勝ち続け

「楽勝じゃん♪簡単じゃん♪」と」思い込んでしまったように･･･

この台、簡単に勝てないよ泣

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正月にゴールデンウィーク、そして盆休み

これらの日にパチ屋へ行けば確実に負ける。ケツの毛まで引っこ抜かれる。

まぁ至極当然のことである。

人が集まるときにガッツリ利益を上げる。

商売の基本である。

ひと昔、お盆休みにパチ屋に行き

当時のジャンキージャグラーで、

2回連続1000Gハマリをした時「あぁお盆だな」と実感できた。

だが、今年はどうだ。

15日に5,000枚を達成した。

いや、もっというなら4連勝中だ。

お盆でぼったくるパチ屋が改心したのか？反省したのか？

それとも、てんちょーがとち狂ったのか？

今年のパチ屋は人は勿論だったが出玉も大盛況だった。

ところが、今日パチ屋に行くと人は閑散としており、

私が日頃打っている「とＬＯＶＥる」に関しては、打っている人が0人。

後ろのマギアレコードにさえ、誰も座っていなかった。

こうなりゃ、私ひとり貸切り状態である。

音量、光量をＭＡＸにし、

店内に「すご～い♡」「こんなのはじめて～♡」を

響かせてやろうと思ったが出来なかった･･･。

恥ずかしいからではない。そもそもＡＴにすら入らずに終わったからだ泣

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私だけ通常モードか？

てんちょー、常日頃通っている人にこそ優しくするべきだ泣

普通の日にケツの毛引っ張るんじゃねぇ泣

お盆の最中、出勤が少なくて

珍しく何名かのお嬢さんにメッセージを送った。

「稼ぎ時ですよ泣」

「生きてますか？泣」

「チャンスなのか？否！鉄板！」

「今頑張らなくて、お前さんはいつ頑張るんだｗ」

返ってくる返信は

「旅行行ってま～す♡」

「予定いっぱいで忙しいで～す♡」

「気が向いたら出勤します」

既読スルーこそなかったが、皆さんお忙しいようで何より･･･。

いや違う、そうじゃない。

あれだけ「稼げる」といったのに遊びを選んだお嬢さん達だったが

やはりだ、思った通りだ泣

お盆が終わると

「おかねな～い♡」

「つかいすぎてしぬ草」

「出勤してもいいですか？」

「あれだけ煽ってきたからしゅっきんしてやるよｗ」

今更である泣

本日蓋を開けてみれば、絢さん＆エリーゼさんで総勢12名出勤泣

歴代最多タイの出勤人数泣

「なんでこんなド平日に出勤かたまるのよ泣」と思っていましたが、

結果8月の月間記録の達成。

ほぼほぼ、出勤のお嬢さん達は事前予約で終わってしまった泣

やっぱお前さん達は「もってるな」泣