その昔、私の座右の銘は「ヒーローは遅れてやってくる」
30代前半の頃まで、仕事での遅刻や寝坊は当たり前
朝礼をやらなきゃいけない立場にも関わらず時間通りに出勤したことは皆無。
当然、彼女や友人との待ち合わせ時間は確実に守らない。
いた、私が待ったのはテレクラの待ち合わせをすっぽかされたくらいでは…泣
それくらい時間に関してはルーズだった。
人が助けを求めた時にやってくるのがヒーローであり、
ヒーローは基本的にその場に在住がしていない。後からやってくる。
例えば、怪獣や怪人が現れた時なんて、ヒーローその場にいないべ?
仮面ライダーは単車に乗って後から来るし、
ウルトラマンは「ジュワッ!」と飛んでくる。
パチ屋でも、開店と同時に万枚持っている奴などいるわけない。
ヒロシとトオルも今日子の声で登場する。
問題が起きた時点で、その場所にヒーローはあとからやってくるもんだ。
だから「私は遅れてくるのが当然だ。だってヒーローなんだから!」と
30代前半まで本気で思っていた。
が、とある事をきっかけに変わった。
いつもの様に朝礼に間に合わなかった。
朝礼終わりに社員さん達が持ち場につくところだった。
「ちっす」と会社に入った時、当時の上司が私にグーのパンチを放ってきた。
避けたのだが、その上司は私にブチ切れた
「お前の部下がこれから仕事するのに、お前がいなくてどうする!
部下達がかわいそうだ。もう辞めるか遅刻しないか今すぐ決めろ」
その言葉を言われた瞬間、目が覚めた。
私は遅れてくるヒーローではなかった。
ただのだらしない男だったと目が覚めた泣
この日を境に遅刻は一切しなくなったし、寝坊もしなくなった。
今日はなにが言いたいか。
まだ若いお嬢さん達、寝坊・遅刻は誰よりも理解している。
だから怒りはしない。私に怒る資格はない。
いつかきっと気が付くはずです。
その時に直せばいいのよ。
「出勤が12時だから、12時の10分前に来てね」
今の若い方は12時10分にしっかり到着してくれるのですが、
私は「11時50分には来てね」っていったつもりなのですが…泣



