お世話になっております。宮嶋です。
「スタッフが写メ日記を教えますよ!」
この表現、正直あまり好きじゃありません。
なんだか偉そうですよね。
というのも、一般論で言えば――
写メ日記に関しては、
毎日本気で頭を悩ませながら、
月に60本、75本、90本と投稿しているキャスト様の方が、
スタッフよりも圧倒的に向き合っているんです。
成功体験もあれば、
うまくいかなかった理由もある。
何より、「当事者」です。
単純に
「写メ日記と向き合っている総時間」
で考えれば、
スタッフよりキャスト様の方が長いし、重いし、経験値も高い。
だからこそ、
「鳴る写メ日記はキャスト様の方がよく知っていると思うので、
その知見を活かして、自分で研究してください」
――もしスタッフが本気でそう言ったら、
それはさすがに
「いや、スタッフ仕事しようよ」
って話ですよね。
キャスト様よりも、
スタッフの方が多く持っていて、
かつ精度高く分析・蓄積できる情報も、確かにあります。
それが、
「自分のお店の常連様の嗜好理解」です。
広い意味での
「風俗全体で鳴る写メ日記」
というものは、確かに存在します。
それについては、キャスト様の方が経験値も理解も深いかもしれません。
ただし、
「そのお店で鳴る写メ日記」
については、
スタッフの方が理解していなければいけない領域だと考えています。
少し具体的な話をすると、
僕の中での理想的な集客バランスは、
本指名様:会員様:新規様
= 3:4:3
新人期間であれば、
会員様:新規様
= 7:3(もしくは8:2)
つまり、
いわゆる「風俗全体で鳴る写メ日記」が
強く刺さるのは、全体の2~3割程度のお客様、
という事になります。
しかもその2~3割のお客様も、
多くの場合は
「何らかの理由でお店ページに辿り着く
→ 出勤表や在籍一覧から貴女を見つける」
この導線です。
例外としては、
・SNS集客力が高い方
・過去在籍店での認知があり「入店しましたキテネ」を使う場合
・特殊、有料取材記事を使った宣伝
などがありますが、
正直、該当する方は少数派だと思います。
つまり、
この導線で来るお客様は、
すでに「お店が発信している情報の影響」を受けている属性。
なので、
「風俗全体で鳴る写メ日記」が
そのまま深く通用するかと言われると、
正直、少しズレる部分も出てくる。
ここで、
こう思った方もいるかもしれません。
「え?贅沢なひと時の会員様には、
風俗全体で鳴る写メ日記は通用しないの?」
結論から言うと、
「もちろん役立つ。でも、チューニングは必要」
です。
例えば、
× 写メ日記は多ければ多い方が良い(出勤日5~10本)
〇 量より質。ベストは量×質(出勤日3~5本)
× 出勤日にまとめて投稿、休みの日は書かない
〇 出勤日は少なめでも、休みの日も1本以上
× とにかくエロ重視
〇 生々しすぎる直球エロより、人柄が伝わる内容
◎ 本文内に画像やGIFを挿入すると「工夫してる感」が出る
◎ お礼日記は、やはり書いた方が良い
などなど。
細かく言えば、
ターゲットによってさらに調整は必要ですが、
大枠はこういった違いです。
ここで出てくるのが、
「じゃあ、そのチューニングをどうすればいいんだよ!!」
という話。
その情報を持っているのが、
スタッフです。
「写メ日記を偉そうに教える」ではなく、
「当店の会員様に向けたチューニングを一緒に考える」
そんな役割分担をさせてもらえたら、
と思っています。
写メ日記は、正直大変です。
僕もこの業界に15年ほどいますが、
昔は太ももの写真に
「出勤しました」
だけ書いておけば鳴った時代もありました。
今思えば、
あの時代は楽でした。
その分、
今はキャスト様の負担が増えた。
でも同時に、
スタッフが協力できることも増えたし、
スタッフの力量差も、はっきり出るようになった。
それでいいと思っています。
贅沢なひと時では、
「当店で鳴る写メ日記」については、
実際に結果が出ています。
また、自店専用の写メ日記作成補助ツールなども用意していますが、
「これを使えばOK」ではありません。
あくまで、考えるための補助です。
大切なのは、
キャスト様の言葉と人柄。
そこは、
絶対に奪ってはいけない部分です。
写メ日記は、
「正解を教えてもらって終わり」なものでもなければ、
「一人で抱えて頑張れ」なものでもありません。
キャスト様が自分らしく書く。
その上で、
「このお店のお客様には、こうした方が伝わりやすい」
そんな微調整を、一緒にやる。
それが、
僕らスタッフの仕事だと思っています。
偉そうに教える気はありません。
でも、横で一緒に考える気は、めちゃくちゃあります。
写メ日記がしんどい時。
何を書けばいいかわからない時。
頑張っているのに結果が出ない時。
「じゃあ一回、店目線のデータと照らし合わせてみましょうか」
そう言える人間が、ちゃんといるお店でありたい。
贅沢なひと時は、
キャスト様に全部を背負わせるお店ではありません。
一緒に考えて、
一緒に調整して、
一緒に結果を取りに行く。
難しい話をしましたが、
最終的には、とてもシンプルです。
「一人で抱え込まなくていい」
そう思ってもらえる場所でありたい。
写メ日記も、仕事も、
ちゃんと一緒にやりましょう。