
子どもの頃の思い出って、大人になってからふとした瞬間に蘇ることがありますよね。
今日は、僕が今でも忘れられない、ちょっとうるっとくる思い出をお話ししたいと思います。
僕は両親がいなかったので、おばあちゃんに育ててもらいました。おばあちゃんはとても優しくて、でも時には厳しくて、僕にとっては親代わりのような存在でした。
小学校に入ったばかりの頃、遠足があったんです。リュックの中には、おばあちゃんが作ってくれたお弁当。みんなとバスに乗って、行き先は大きな公園でした。
遠足が終わって、バスで学校に戻ると、他の子たちは次々とお迎えの家族のもとへ駆けていきました。
でも、僕には迎えに来る両親がいません。ひとり、ランドセルを背負いながら歩いて帰ろうとしていたそのときでした。
学校の門の向こうに、古い自転車にまたがるおばあちゃんの姿が見えました。
「まさや、おかえり!」
おばあちゃんは、僕の遠足が終わる時間に合わせて、自転車で迎えに来てくれていたんです。
遠足の帰り道、みんなと別れたあとに1人で歩くのが寂しくないように。
僕は「なんで迎えに来てくれたん?」と聞きました。
すると、おばあちゃんは少し照れくさそうに笑って、「遠足、楽しかったじゃろ? いっぱいお話し聞かせてもらおう思うてな」と言いました。
その瞬間、なんとも言えない安心感と温かさが胸に広がりました。帰り道、自転車の後ろに乗りながら、遠足であったことを一生懸命話しました。おばあちゃんは「ほうか、そりゃ楽しかったねえ」と、にこにこしながら聞いてくれました。
大人になった今、あのときのおばあちゃんの気持ちが分かる気がします。僕が寂しくないように、でも気を使わせないように、「お話を聞きたかったから」と迎えに来てくれたんだな、と。
おばあちゃんの古い自転車の後ろに乗った、あの帰り道の風景は、今でも僕の心の中に残っています。
こうして振り返ってみると、子どもの頃に与えられた「誰かが自分を想ってくれている」という安心感が、大人になった今の自分にも影響を与えているんだなと感じます。
仕事でも、お客様や仲間に対して「ここに来てよかった」と思ってもらえるような温かさを届けられる存在でありたいと思います。
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