「完璧な子」じゃないんです
「スタッフさんやお客様から応援される子って、どんな子ですか?」
これ、たまに聞かれるんですが。
店長として見ていて思うのは、別に“何でもできる完璧な子”じゃないんですよね。
むしろ、少し不器用でも、ちゃんと向き合っている子のほうが「この子、応援したいな」と思われることがあります。
挨拶だったり、ありがとうだったり、分からない時にちゃんと聞けることだったりします。
たとえば、挨拶。
ものすごく愛想よくしなくてもいいんです。
出勤した時に「おはようございます」
帰る時に「お疲れさまでした」
それだけでも、毎回ちゃんとしている子は印象が違います。
スタッフ側からすると、こういう小さなやり取りがあるだけで、相談された時にも「何とかしてあげたいな」と自然に思えたりします。
お客様に対しても似ています。
ずっと喋り続ける必要もないし、無理にテンションを上げる必要もありません。
相手の話をちゃんと聞く。
ありがとうを言う。
分からないことは分からないままにしない。
そういう普通のことを丁寧にできる子は、派手ではなくても少しずつ信頼されていきます。
逆に、最初から全部できるように見せようとして無理をすると、本人もしんどくなります。
特に未経験の子なら、分からないことがあるのは当たり前です。
「こういう時どうしたらいいですか?」
こうやって聞いてくれたほうが、こちらも助かります。
分からないのに分かったふりをするより、ずっといいです。
あと、もう一つ大事なのが“素直さ”。
これは何でも言うことを聞く、という意味ではありません。
嫌なことは嫌でいいし、無理なことは無理でいい。
でも、アドバイスをされた時に一度聞いてみる。
やってみて、自分に合わなければ相談する。
そういうやり取りができる子は、スタッフとも関係を作りやすいです。
お客様から応援される子も、結局は似ています。
「また会いたい」と思ってもらえる理由って、見た目だけじゃありません。
一緒にいる時に変に疲れない。
自然に話せる。
ちゃんと自分を見てくれている気がする。
そういう“居心地の良さ”は強いです。
これは結構大事です。
どれだけ頑張っても、相性はあります。
だから、一人のお客様の反応だけで「私向いてないかも」と決めなくて大丈夫です。
スタッフに対しても、お客様に対しても、無理に好かれようとしすぎる必要はありません。
ちゃんと挨拶する。
約束を守る。
困ったら相談する。
感謝を言葉にする。
本当に、最初はそのくらいで十分です。
僕は、最初から完成している子よりも、
「少しずつ慣れていこうとしている子」のほうが応援したくなります。
たぶん人って、完璧だから応援するんじゃなくて、
「この子、ちゃんと頑張ってるな」
が見えた時に、自然と応援したくなるんだと思います。
だから、これから始める子も、無理に“売れる女の子”を演じなくて大丈夫です。
まずは普通に、ちゃんと人と向き合うこと。
意外とそれが、一番長く効いてきます。



