こんにちは!
ミセスOLスタイルの店長です
音楽を聴いていると、たまに耳にする「ビーフ」という言葉。
え、牛肉の話?と思いがちですが、HIPHOPの世界では全く違う意味で使われています。
今回は、HIPHOP界における「ビーフ」の持つ意味や、その面白い由来、そして日本の音楽シーンを大きく揺るがした実際のリアルなビーフの例までを、分かりやすく解説します!
1. HIPHOP界の「ビーフ」ってどういう意味?
HIPHOPにおける「ビーフ(Beef)」とは、ラッパー同士の「揉め事」「ケンカ」「対立抗争」を指すスラングです。
実は英語でも、食べ物の肉とスラングの揉め事は、全く同じスペルや発音(beef)のまま文脈で使い分けられています。
ただの殴り合いのケンカではなく、彼らは「音楽(ラップ)」を武器にして戦います。
ディス曲:相手への不満や悪口、批判をリリック(歌詞)に込めて楽曲としてリリースする。
アンサー曲:ディスられた側が、さらにその曲に対して言い返す曲を作って発表する。
この「言われたら言い返す」という音楽を通したバチバチのプライドのぶつかり合いそのものを「ビーフ」と呼びます。
2. なぜ牛肉?「ビーフ」の意外すぎる由来
なぜ「揉め事」をビーフと呼ぶのでしょうか?
実はこれ、アメリカの有名ハンバーガーチェーンのテレビCMがキッカケなんです!
1984年、ハンバーガーチェーンの「ウェンディーズ(Wendy's)」が流したCMが大流行しました。
内容は、他社のハンバーガーを開いたおばあさんが、肉の小ささに激怒してこう叫ぶというものです。
肉はどこだよ!?(Where's the beef?)
このフレーズが「中身がスカスカじゃねえか!」「大事なものが抜けてるぞ!」という相手を皮肉る意味の流行語になりました。
これがHIPHOPカルチャーに流れ込み、「相手の中身のなさを突っつく、挑発する」=「ビーフ(揉め事)」として定着したと言われています。
3. 話題になった日本のビーフ例:舐達麻 vs BAD HOP
日本のHIPHOP史に残る、最も熱いビーフといえば、「舐達麻」と「BAD HOP」の対立です。
2019年から裏で続いていた4年越しの因縁が、2023年のフェス舞台裏でのリアルな乱闘騒ぎをきっかけに完全爆発。しかし、彼らはSNSで泥仕合をせず、お互い「ディス曲」をリリースしてラップだけでケリをつけにいきました。人気のラッパー同士がプライドをかけて、本気の言葉をぶつけ合った見応えのあるビーフです。
① 舐達麻からの痛烈な先制「ディス曲」
2023年12月、舐達麻が突如としてリリースしたのが『FEEL OR BEEF BADPOP IS DEAD』という楽曲です。
圧倒的なラップスキルと詩的なリリックでBAD HOPを徹底的に批判(ディス)し、YouTubeで瞬く間に数百万回再生を記録する大ヒットとなりました。
② BAD HOP(YZERR)からの怒涛の「アンサー曲」
言われっぱなしで終わるわけがないのが、当時解散ライブを控えていた川崎の雄、BAD HOPです。
2024年1月、リーダーのYZERRがアンサー曲『guidance』をドロップしました。
自身の生い立ちや覚悟、相手への反論を強烈な熱量で返し、こちらも大きな話題を呼びました。
ラッパーたちが人生やプライドを賭けて戦うビーフは、お互いがスキルと言葉を尽くし、最終的に「曲(エンターテインメント)」として消化できるからこそ、聴き手も熱狂できる格好いい文化になります。
しかし、これが音楽の枠を超えてリアルな現実のビーフ(争い)に発展してしまうと、本当に収束するまでがなかなか大変です。一度こじれた人間関係や揉め事は、そう簡単に終わりにはできません。
ただでさえ、現代はいろいろと疲れることが多い時代です。
学校や仕事、SNSなど、日常生活の中でまでギスギスしたビーフを起こして消耗するのはもったいないですよね。
余計な言い合いや無駄な争いはせず、お互いをリスペクトし合って穏やかに過ごすのが一番の正解。
ビーフするよりビーフ食べてた方がよっぽどハッピーですよ!
それでは今日はこの辺で!良い日曜日を!ピース✌