こんばんは!
秘花京橋店の夏です!
先日、ある心理学の実験の話を読みました。心理学を専攻する学生たちが、詐欺の模擬電話に次々と引っかかりかけた、という内容です。
「人が騙される仕組み」を勉強している人たちが、その仕組みにはまってしまう。
面白いなと思いながら、しばらく考えていました。これって、詐欺だけの話じゃないな、と。
「知っている」と「できる」は別の話
頭でわかっていることと、その瞬間に動ける自分は、別物です。
知識は、落ち着いているときに機能します。でも実際の判断は、感情が動いているリアルタイムの中で行われる。そのギャップが、「わかっていたのに」を生み出す。
これは詐欺の話に限らず、人間関係でも、仕事でも、日常のあちこちで起きていることだと思います。
人が信じてしまう、3つの空気
実験の分析を読んで、なるほどと思ったことがありました。人が「信じてしまう」には、いくつかパターンがある。
② 専門的な言葉を使われると、本物らしさを感じる
③ 相手に対して「悪い人じゃない」と感じると、断ることへの抵抗が生まれる
どうでしょう。これ、日常でも心当たりありませんか。
自信満々に勧めてくる人に、なんとなく流されてしまったこと。難しそうな言葉を並べられて、よくわからないまま頷いてしまったこと。感じのいい人に頼まれると、断れなくなること。
全部、同じ仕組みです。
接客でも、同じことが起きている
これを逆から見ると、面白くなります。
「信じてもらえる人」って、どんな人でしょうか。堂々としている。言葉に迷いがない。知識がある。そして、感じがいい。
お客様が「この人なら」と感じる瞬間って、論理じゃなくて「空気」で決まっていることが多い。内容より先に、雰囲気で判断されている。
だから、話す中身と同じくらい、自分がどんな存在感を出しているかが大事なんだと思います。
人間関係も、「空気」で動く
誰かに相談するとき、「この人に話したい」と思う相手って、知識量で選んでいますか? たぶん違う。「この人といると落ち着く」「この人は否定しない」「この人の言葉は信じられる」そういう感覚で選んでいると思います。
信頼って、積み上げるものじゃなくて、滲み出るものに近い気がします。意識して作ろうとすると、どこかチグハグになる。自然と出てくるものが、人の心を動かす。
騙されやすさは、優しさの裏返しでもある
騙されやすい人って、ある意味で「人を信じようとしている人」だと思うんです。疑ってかかることが得意じゃない。相手の言葉を素直に受け取ってしまう。
それって、欠点じゃないとも思う。
信じることができるから、人と深くつながれる。受け取ることができるから、相手も心を開きやすくなる。
ただ、その優しさを守るために、「立ち止まる習慣」だけ持っておけたらいいなと思います。感情が動いているとき、急かされているとき、ちょっとだけ間を置く。それだけで、判断はずいぶん変わります。
「なぜ人は騙されるのか」を考えていたはずが、「なぜ人は信じるのか」という話になっていました。人の心って、つくづく面白いですね。
ひとつだけ、最後に付け加えておきたいことがあります。
「信じる優しさ」を逆手に取るような話が、身近にも潜んでいます。マルチ商法や、いわゆるネズミ講と呼ばれる仕組みがそうです。勧めてくる人が「悪い人」じゃないことも多い。むしろ、自分が信じているから熱心に話してくる。だからこそ、断りにくい。
「感じのいい人が言うから」「仲のいい人が勧めるから」、そこだけで判断するのは少し立ち止まって。信頼している相手の言葉ほど、冷静に聞く耳を持っておくことが大切だと思います。
それでは!!
本日もお疲れ様です!!
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