ストリートダンスやスケボーがオリンピック競技になったりと色々なものが競技として取り入れられている中で、なりそうでならないスポーツがあります。それは剣道です。 私は小学校5年生から高校卒業まで剣道をしてました。自分で言うのもなんですが文武両道の英才教育を受けていました(笑)。ただ、剣道をしていても「剣道はオリンピック競技にはなれないだろうな」とは明確に思っていました。それはルールに曖昧さが満載されているからです。剣道の技って基本的に相手の右側を当てます。面は正面ですが、小手は右手、胴も右胴です。でも左の小手、左の胴を打っても心技体が伴っていたら1本という曖昧なルールがあります。これは見てたら分かるのですが心技体を伴ってなんていうのは適当な言い訳で、勢いで審判が旗あげたら1本だよ、みたいな感じです。例えば「どう~!!」なんて言いながらパシンっと相手の左胴に当てたとしましょう。審判は反射的に旗上げてしまいます。上げた後に「アレ!?左じゃなかった?」ってなるのですがキレイに決まってれば「まあイイか」みたいな1本になります。いわば言ったもん勝ちに近いです。審判の仕組みも曖昧で主審1人と副審2人なのですがビデオ判定とかいう概念は受け入れられないでしょう。だって当たってなくてもキレイならOKですから(笑)。多数決で1本だと決まれば1本、それが剣道だからです。反則もまた曖昧です。痛いフリしたら相手が反則とられるなんてよくあります(笑)。特に高校から突きが許されるのですが、私がいた高校はそんなに強くなかったので「危ないから突きはやめよう」ってことになってて一切突きの練習はしませんでした。でも試合になると強豪校なんか突きをしまくります。それが本当にカッコイイのでやってみたくなるんですね(笑)。それで試合で初めて「突き!!」なんてやって全然違う場所に当たります。格闘技だから技をよけようとするのは当然で違う場所にあたることも普通にあります。それだけで反則にはならないのですが相手が「イタ~」みたいなリアクションしたら反則とられますから(笑)。そもそも出来もしないのにやってるだろっていうのがバレても反則とられます(笑)。
こんな感じだからルールを外人に説明しようとすると難しいです。何がどうなったら1本だと言い切れません。「フィーリングで」なんて言い方になります(笑)。これでは国際競技としては難しいでしょう。でも、その曖昧さが良さだからビデオ判定とかフェンシングみたいにセンサーを体に付けてなんてことは受け入れられません。だからオリンピック競技にはなれなくても、そのままで良いと剣道をしている人の大多数は思っていることでしょう。



