ぼーっとXを眺めていた。
脳みそは完全に停止状態。
そんな時に限って、
運命ってやつは突然やってくる。
【𝐂𝐀𝐍𝐃𝐘 𝐓𝐔𝐍𝐄 3rd single CD 発売記念】
第2回《オンラインサイン会》開催──
ほぉ。
一気に目が覚めた。
今や冠番組も持つ売れっ子アイドル。
だがほんの数年前まで、
この私のポストに「いいね」を押してくれていた存在。
それが今や雲の上。
だがな、
雲の上だからこそ価値がある。
内容を確認する。
①A4判生写真+サイン+ニックネーム+一言
②2L判生写真+サイン+ニックネーム+一言
③L判生写真+サイン+ニックネーム
④ビンゴ券
来た。
ここは①か②。
写真のサイズなんぞどうでもいい。
欲しいのはただ一つ。
「かずぅさんへ♡」
この一言。
これに価値がある。
即、申し込み。
当然のように
推しの立花琴美様
①完売
②完売
まぁいい。しょうがない。
メンバーの中で一番人気だから。
じゃあ③だ。
③も完売
ふざけるな。
残るは④ビンゴ。
いらん。
何がビンゴだバカヤロウ。
俺が欲しいのは運じゃねぇ。
確定で書かれる名前。
ならば次。
水色担当、福山梨乃様
このお嬢さんでいい。
当然、完売。
残るはビンゴ。
またビンゴ。
どいつもこいつもビンゴ。
ぎぶみー名前。
ぎぶみー一言。
と、夜中の3時に叫びながら、
全メンバーを確認するも
残っているのは
ビンゴ、ビンゴ、ビンゴ。
気が付けば私は、
推しを選ぶ側ではなく
ビンゴを選ばされる側に
成り下がっていた。
これが、人気商売ってやつだ…。
今日は、
ここを読んでいるお客様へ一言。
迷っている時間は無駄。
会いたいと思ったら即予約。
「受付終了」になってから
「もう終わりですか?」と聞いたところで
お前さんにはビンゴしか残っていない。
そして当店は、
ビンゴは用意していない泣
なので
私のビンゴが当たるように願っていて欲しい泣



