写真はイオンで売られているベストプライスの素麺です。ネットでさんざん不味いと言われていますが、私よく買います(笑)。素麺として食べるよりは鍋の〆で使います。まず、素麺としてですが、ネットで書かれているほどひどくはないです。どんな感じかというと、捨てるほど不味くはないけど、あえて買うほど美味くはない、という感じです。安くて量が多いので子供がいる家なら重宝するんじゃないでしょうか。私は一人暮らしですが、子供がいたら間違いなく子供には素麺はこれを食べさすでしょう。そして私と奥さんは揖保乃糸を食べるでしょう(笑)。これは別に子供は美味いも不味いも分からないだろう、という意味ではないです。むしろ味覚は子供の方が敏感です。よく「これは大人になったら分かる味だ」なんて言いますが、言い換えれば「大人になって味覚が衰えてきたら美味いと感じる味」ということです。ではなぜ子供にはこのベストプライスの素麺を食べさせるかというと「自分で金を稼がないと美味いものは食えない」ということを分からすためです。まあ、そんな話は置いておいて、この素麺が麺がボソボソとか時間が経つとツユの味がぼやけるというのは加水率が関係してます。簡単に言うと麺を作る時にどれぐらい水を加えるかということですが、少ないのを低加水麺、多いのを高加水麺と言いますが、イオンのこれは低加水麺です。水も粉も極限まで少なくして、なにかで練り固めたものです。低加水麺と高加水麺はどっちが良いとは一概に言えません。好みの問題です。一般的に佐野実さんが創業した「志那そばや」とか佐野さんと親交が深かった橘さんが経営している「カドヤ食堂」、大手で言うと「神座」のように薄味で繊細なものは麺がスープに溶けると味が崩れるので高加水麺を使います。高加水麺は水がたっぷり含まれているのでそれ以上スープを吸ったりしません。スープに溶けることなく麺は麺の味がします。反対に「無鉄砲」、「一蘭」や「天下一品」のようにコッテリしたスープのところは低加水麺を使います。低加水麺は水がほとんど含まれていないのでスープをよく吸うしちょっとスープに溶けます。そうすると麺とスープが一体になった味になるし、スープに程よく麺が溶けてまろやかになります。
私は鍋の〆は麺がちょっとツユに溶けた方が好きです。ライフとかで売っている30円ぐらいの安いうどんが讃岐うどんとかよりツユに溶け込んで鍋の〆で美味いと思っています。しかしライフの安い袋めんはうどんだからちょっと太いです。私、麺は細い方が好きなんです。そうするとイオンのベストプライスの素麺がベストです。素麺にしては太いですがうどんにしては細いです。ちょうど心斎橋にある「香吾芽」ぐらいでしょう。「香吾芽」の麺はツユに溶けるタイプではないですがイオンのやつは解けます。それが非常に美味いと私は思います。好みの問題でしょけど。もし、ちょっと麺が溶けた方が鍋の〆には良いと感じている人にはこの素麺、おススメですよ。



