今回は前回のブログの後半です。前回は経験者が未経験者と比べてどういった点で優れているのかを書きました。今回は経験者が陥りやすい欠点について書きます。経験者が陥りやすい欠点とはなにかというと観念がついているということです。例えばソープにいた人は「ソープが最高だ」と言うしデリヘルにいた人は「デリヘルが最高だ」と言います。そしてその業界独自の業界用語で話します。特に1つの業種しかいなかった人は何でもその業種の考えで考えます。だから私が全く新しい背景で全く違うことを言ったとしても「それは○○の店の○○店長と同じことを言っている」「それは○○グループの考えと一緒だ」という具合になんでも自分が経験したことにあてはめて捉えます。つまりありのままのことがありのままに聞けないわけです。どこか社会人としていびつなものの考えをします。それは今までいた店で観念が付いてしまっているからです。風俗店もそうですが経営者というのは自分の中に「道」を持っています。その道は広かったり細かかったりと文字で表せないものですがそれぞれに持っています。そして「中は喜怒哀楽の発する前道でひとたび発して節に中る」と中庸で言いますが、ちなみに「中る」は「あたる」と読みます。「あたる」、「アダルト」じゃありませんよ、ビデオではありません(笑)。つまり普段は「道」というニュートラルな状態ですが、怒っている人がいるなとなったら「怒ったらいけませんよ」、ずさんな人がいたら「君、もっと丁寧に」、丁寧すぎる人がいたら「もっと大らかに」とTPOに合わせて言葉が出てきます。それをもっともらしく文章にしたのが社訓とか会社のポリシーなんて形になっているものです。でも相手が違うし場面も違うのですから社訓とか会社のポリシーなんかを読み漁っている人は必ず矛盾が出てきます。ああも言える、こうも言えるです。そんなのはどうでも良いのです。素晴らしい教えや考えを出した人は素晴らしい道を持っていた。出てきている社訓やポリシーの奥にあるその道に触れなくては真意を理解できません。
創業何百年なんかの老舗で創業者が言っことなんかはもう死んだ教えです。ある人にはあてはまるけど、ある人にはあてはまらない、という感じです。しかしハナミズキは私が存命中で直接指揮をとってますので、千人いれば千人違うことを言います。その奥に道があるから出来るのです。それを文書に直したら膨大な量になるでしょうが追い求めていったところで何もないです。次々作っているからです。このように入店してくる女性にもなってほしいと考えています。いわば風俗店やなんかの会社を1つや2つ経営出来る、もしくはその要素がある、という優れたセンスを身に付けて頂きたい、そうすれば自分一人を人気者にするぐらいどうってことないでしょう(笑)。
ですから経験者の人がハナミズキに入店してまずしてほしいことは今までいた店で身に付いた観念を捨てるということです。役立っているものもあるかもしれませんが、死んだものもたくさんあります。そしてハナミズキでは「メークを変えたらこんな明るくなりましたね」とか「お客様への説明をこう言ってますからこんなキャラで行って下さい」とかガラッと変わるのを実感できるようにしています。なるべくマニュアルなど文章になっているものよりも直感で感じられることに重点を置いているのです。 そうすれば観念を破ってその奥にある道を体得できる、そう考えています。



