天神祭りが始まりました。天神様って言いますが大阪天満宮に祀られているのは菅原道真です。この菅原道真は実在の人物です。役人だったのですが、簡単に言うとちょっと下手打って九州の太宰府に左遷させられます。その途中に立ち寄って無事を祈願した場所が大阪天満宮。左遷された先の太宰府にあるのが太宰府天満宮です。元々は菅原道真の死後、祟りが絶えなかったからその祟りを鎮めるために祀ったのが最初です。左遷させられたぐらいでそんなに怒らんでも・・・九州もまあまあ楽しかったんじゃないの?と思うのですが、まあプライドが高かったのかよほど嫌だったのでしょう。死後に祟るぐらいですから。神道って正義の味方ばかりを神と崇めるだけではありません。良いも悪いも通り越して力の強いものを神として崇めるということもあります。いわゆる祀り上げです。これは日本人特有の優しさでしょう。良い、悪いは置いておいて力が強いからとりあえず崇める。排除したりはしない。昔、社会党の土井たか子さんを議長に据えたことがありました。あれなんかその典型です。議長は国会で一番偉く権威があります。土井たか子さんみたいにうるさいおばさんを「あんたはエライ、ヨッ日本一!!」みたいに祀り上げて議長にします。議長は一番偉く権威はありますが発言権はありませんから、平和に国会運営ができる、と(笑)。排除したりするのではなく祀り上げて何も言えなくする。日本人の優しさです。
そんなきっかけなので元々は九州の太宰府に左遷させられてそこで死んだことを恨み呪った菅原道真ですが、あれだけ「学問の神様だ」なんて受験生から慕われて毎年花火まで盛大に上げられて祝われたら、呪ってたらちょっとカッコ悪いですもんね。「学問の神も悪くねえな」と今頃思っていることでしょう。



